カーボテック事業部門
1997年に環境を考慮した部門として滋賀県東近江市にて事業を始めました。
当時はまだまだ環境については問題視されていない時期でしたが、新規に始める事業として世の中から関心をいただくには、環境やエコロジーしか無いとの考えの元に「炭化」に着目し、「電機屋が作る炭」の製造を開始致しました。
なぜ炭化が環境であり、エコロジーであるのかは次の通りです。
山にはスギやヒノキの間伐材が、使い道の無いままに放置されています。
他方、住居の新築や増改築などでは建築廃材が発生しますが、これらは焼却場へ運ばれて、思いっ切りCO2を排出して終結します。私共は間伐材や建築廃材を未利用資源と位置付けて、これらを廃棄するのではなく、炭にすることにより多様な用途に再利用できることに注目致しました。
そして、炭が持つ多孔質を利用して、調湿材、消臭剤、有害ガス吸着材、土壌改良材、植物育成材などの商品の開発と販売を行っております。なお、炭化前に木質の素材にセラミックの粉末を一定の割合で添加し、それを炭化することにより、炭化物の特性が向上します。
その意味で、この炭化物を「セラミック活性炭」と称しております。
※現在滋賀県東近江市の工場では、養蚕用の桑の木の成長実験を行っております。